赤坂Jalonaさんで開催させて頂きました個展「実り」は初日こそ雨に見舞われましたが(しかもかなりの荒天…)(それでもオープンからたくさんの方が見に来て下さり感激でした)夕方前には雨が止み、二日目からは連日気持ちのいい秋晴れとなり、たくさんの客様がお越し下さいました。
作品はとても小さいのに段ボール大小合わせて6個抱えての搬入、簡単な図面は作っておいたのでイメージ通りに設置が出来たように思います。珍しく?主人が車を出してくれて大助かり。感謝です。
オブジェの展示、先ずは「実りの家」
気軽に立寄れて飲んで食べてお土産も買える毎日の心の拠り所。
行く行くは食と文化の交流の場にしたい、などと大きな夢も持ちつつ、今回はシンプルな仕上がりにしました。今後は手直しを加えて愛着たっぷりの空間にしていきたいと思っています。
最後に仕上げたのは「実り小膳」、パーツとして販売しましたが、今回も看板の方の問合せを多数頂きました。なるほど、立てるだけでそのまま部屋の飾りに。貴重なご意見を頂くことは展示の醍醐味でもあります。友人は「お肉の焼き具合もチェック」して選んだ小膳をバッジにしてくれるとか。今回も以前クリスマス展で買ってくれたブドウのパーツをバッジにしてコーディネートのポイントにしていました。オシャレで器用な友人、会う度にトキメキます。
リーディングシネマ「ちいさなちいさな王様」の【王様の部屋 1/3サイズ】は、個人的に小さくして手元に置いておきたくミニチュアサイズにして再現したものでした。
twitterでこの展示情報を得て下さり、とても楽しみにして下さってた方々と直接お会いする事が出来たのは、私にとって特別な事でした。心に残る映像作品のワンシーンに携わり、改めて原作を読み直し、また県庁での展示の際もOriHimeを介して多くの方が楽しんで下さって、この美術制作にはたくさんの刺激と多くの学びの機会が溢れていました。世の中には知らない事がたくさんあって、新しい世界を知る事が、そして見る事ができる。
まだまだです、自分。
さえさんと直接お話もさせて頂き、まさに新しい〝夢の箱〃がひとつ増えた日でした
折返しの三日目は着物、と思っていたのに諸々ズレ込み四日目の朝、次の日(早くも最終日)は搬出あるしやっぱり今日〜、と午前中の家事終えじわじわと着物モードで準備突入。でもね、やっぱり。帯結びに苦戦を強いられ、慌てて汗かいて巻いた髪も抜いた衣紋もなんだか残念な感じに…。師範の母には見せられない〜と心で叫びながらブーツ履いてギャラリーに向かいました(この時点で大汗)。
着慣れないってこういう事ね、と来てくださった皆さまに笑いを振りまき?経験値を上げた四日目、相変わらずポジティブ思考です(笑)
さて作品の紹介も。
季節の一皿を桐の箱におさめたミニ額二点「手毬御節」「春の八寸」は一年中飾る事も出来るから、と選んで頂きました。これからも〝華のある一皿〃を心がけていきたいと思います。
「食の歳時記」はDMにも使いました「秋の八寸」、合わせて「春の宴会」もご好評頂きました。
黒塗りの置台の大きさに合わせた箱に入れてご納品となります
初めましての方も久しぶりの方も、皆さまと過ごした時間にたくさんの勇気と笑顔を頂きました。
(そしてそしていつものスタッフにも感謝です)
皆さまに、心より有難うございます。
次の展示はまだ未定ですが、小さな実りを大切に、今後の制作にも生かしていけるよう、頂いたお仕事ひとつひとつに丁寧に向き合っていきたいと思います。
最後にパステル画。
今回はイラストへの動きを感じるきっかけにもなった個展でした。いい距離感で、これからも。